収容所のある人(フランクル)

(強制収容所にいた)この若い女性は自分が近いうちに死ぬであろうことを知っていた。それにも拘わらず、私と語った時彼女は快活であった。「私をこんなひどい目に遭わしてくれた運命に対して私は感謝していますわ。」と言葉どおりに彼女 […]

夜と霧(フランクル)

強制収容所における人間を内的に緊張せしめようとするには、先ず未来のある日的に向って緊張せしめることを前提とするのである。囚人に対するあらゆる心理治療的あるいは精神衛生的努力が従うべき標語としては、おそらくニーチェの「何故 […]

「生きる意味」を求めて(フランクル)

ある患者と講義の中で面接したことがあった。 その患者(女性)は、人生のはかなさについて不安を訴えていた。「遅かれ早かれ人生は終わり、そして後には何も残らない」と彼女は言った。人生がはかないものであるからといって、人生の意 […]

それでも人生にイエスと言う(フランクル)

あるとき、生きることに疲れた二人の人が、たまたま同時に、私の前に座っていました。それは男性と女性でした。二人は、声をそろえていいました、自分の人生には意味がない、「人生にもうなにも期待できないから」。二人のいうことはある […]

生きがいについて(神谷美恵子)

A 青年期は一般に、もっとも烈しく、もっとも真剣に生の意味が問われる時期である。若いひとたちに日頃接している者ならば、だれでもおぼえがあろう。いったいどうして勉強などしなくてはならないのか、どうして生きて行かなければなら […]

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